ドラマファクトリー・シーズン3オンエア作品
カフェラテがお送りする、オリジナルオーディオドラマ
今週から、3月29日まで、3ヶ月、11週連続でお送りしています
ドラマファクトリーはリスナーの皆さんから応募いただいたオリジナルショートストーリーによるオリジナル脚本。2010年の1月から2011年の3月まで、シーズン1、シーズン2を通して9テーマ36作品をドラマ化!
そして、シーズン3であらたにライフをテーマに6作品をドラマ化します。
6本のうち、2本は、シーズン1,2で採用され、活躍した将来有望な作家の中から二人に発注!
4本は リスナーの皆さんから応募いただいた作品をお送ります。
さらに、シーズン1、2の36作のなかからのリクエスト作品もお送りします」
シーズン3
第1回 1月19日
井原鶴子作「カセットテープ」
※番組からの発注作品です。井原さんは過去2回採用さている実力派。
第2回 1月26日
半田紫作「ライフ・ゴーズ・オン」
※番組からの発注作品です。半田さんも過去2回採用さている実力派。
#223&224 は 蔵元三四郎さん

蔵元さんの世間に知られたプロフィールは、脚本家の故小川英さんの愛弟子。
刑事ドラマ『太陽にほえろ!』でデビュー。
西村京太郎や夏木静子のサスペンス物、あるいは『遠山の金さん』、『三匹が斬る!』などの時代劇の脚本を手がけ、さらにテレビドラマに留まらず、ネットドラマやゲームソフトのシナリオも……。
けれども、この誌面を借りてさらだママとしては蔵元さんの人間力にあずかって、同世代の脚本家や放送作家の絆が深まったことも、しっかり記しておきたいと思います。
今からざっと20年前、蔵元さんは同世代の作家、一人一人に電話をかけて「交流を図ろう」と提案したのです。
もとより群れるのが嫌いというか、苦手で一匹狼になりがちな作家達ですが、蔵元さんの音頭取りで何度か集まって、飲み会など重ねるうちに、仲間意識が芽生えてきました。
そして、放送作家協会のさまざまな活動に力を合わせ、結束を強めて行動するようになったのです。
何をかくそう、さらだママと東海林マスターの出逢いも、蔵元さんの呼びかけがきっかけ。
私たち、集まった面子の一人だったのです。
脚本家になる前、サラリーマン生活をしていたときも、経営陣に人柄を買われたという蔵元さん。
後進の指導にも力を注ぎ、〝ひとつなぎ〟をプロデュースしてきた才能を、今後もさらに生かして、さらなるフィールドの開拓に、期待しするさらだママなのでした!
#221&222 宇野宇さん

放送作家の宇野宇さん。
上から読んでも下から読んでも「うのう」という印象深い名前は、師匠の新野新さんと笑福亭鶴瓶さんによる命名と知りました。
大阪生まれの宇野さんは大学卒業後、関西を拠点に活動していました。
関西といえばお笑い! 宇野さんは、吉本興業の大阪本社に個人デスクを貰うほどの売れっ子でした。
そして、SMAPのバラエティー進出のきっかけとなった『キスした?SMAP』(ABC)の構成も手がけ、傍目には順風満帆な作家人生。
けれども、39歳のとき一念発起して東京に拠点を移します。
さらだママも宇野さんのお名前は、いくつもの番組のクレジットでよく名前を見かけていたので、イケイケドンドンのまま東京で仕事を広げたのかと思いきや、さにあらず。
「関西で売れっ子だった? それがどうした?」という空気で、ウエルカムな状況ではなく、新規開拓に苦労の日々だったというから驚きです。
「東京で一度リセットが必要でした。でも、それが新しい仕事のチャンスにもなったんです」。
宇野さんは、芸能プロダクションを設立し、作家活動に留まらず、タレントやアーティストのマネジメントや、放送作家の新人育成にも力を入れます。
幼少のころから文才に加えて音楽の才能も培った宇野さんは作曲活動や、さらに演出とマルチに活躍して、枠に収まらないビジネス展開を実践中。
そんな宇野宇さんが番組に残した言葉は「放送作家は人間力だ!」。
書く力はあって当たり前、そしてそれを持続・発展させるのは、魅力的な人間としてのパワー!
さらだママも今年は人間力を磨かなくては!