#216&217 釜澤安季子さん

釜澤さんは、『情熱大陸』などのドキュメンタリーや旅番組を得意とする放送作家。
ジャンルにこだわらずフィールドが広いこと、そして自ら会社を設立して代表もつとめています。
釜澤さんの放送作家になったきっかけもユニーク。
釜澤さんは子供のときからドラマウォッチャーで、「将来はテレビドラマのプロデューサーになりたい」と夢みていた。
そこで新聞でみつけた制作会社のAD募集記事に応募したところ、「採用になったものの、クイズ番組のクイズ作家が足りないのでやれと言われ」、『高校生クイズ』や『なるほど!ザ・ワールド』でたっぷり鍛えられた。
「最初のうちはボツ続きだったのですが、そのうち『お前の作る問題は面白い』と褒められるようになって」、クイズだけでなく構成も含めた放送作家にならないかとディレクターに勧められたという。
釜澤さんが駆け出しの頃は、ケータイもなければインターネットも無い時代。
リサーチからロケのコーディネートまでフットワークよく動いて経験を積んだ。
それがその後の小説、映画の脚本など幅広いフィールドで活躍する原動力になっている。