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#208&209は脚本家 西岡琢也さん

頼もしい存在感!

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映画「ガキ帝国」「沈まぬ太陽」「太平洋の奇跡-フォックスと呼ばれた男-」などの脚本でおなじみの西岡琢也さん。

現在、日本シナリオ作家協会の理事長として、脚本家の権利を守る活動にも力を注いでいる頼もしい存在です。

「元々映画が大好きだった」という西岡さんは関西大学在学中に、当時はピンク映画界でエースだった井筒和幸監督の助監督に。
「自主製作で頑張ってる井筒さんは僕にとってヒーローでした。あるとき情報誌で助監督募集の告知が載っていて、すぐに電話したんです」。
すでに通信教育のシナリオ講座で勉強中だと話すと、井筒さんから「オマエ、脚本も書け」といわれ、「助監督兼脚本家、ついでに役者もやりました」。
ピンク映画は低予算で、出演者の人数にもロケ場所にも制限がある。
せいぜい3、4日で撮影を終え、1ヶ月で仕上げて納品というスケジュールもタイト。
これが西岡さんを大いに鍛えた。「映画製作が実際にどうやって行われるか、今の若者にも、低予算の現場で修業するのは、苦労も伴うけど勉強になるから勧めたいね」と。

西岡さんがテレビドラマ脚本も手がけるようになったのは、90年以降。
映画界もバブル時代を迎え、素人が参入してきた。「大して経験がなくても監督と名乗って作品を作るようになって、辟易していた」ところに、テレビからオファーが。
「ピンク映画を捨てたわけじゃない。ジャンルにこだわらず、自由に描ける世界にいろいろ挑戦したくて」表現の場を広げていった。
今後は「テレビで放映できないようなドラマも作りたい!」と新たな意欲を燃やす。
芯があってぶれない人。
いまだに原稿は手書きで縦書き。
「文字は書くもの、打つものじゃない」の言葉が、今もさらだママの脳裏に響いています。

・・・といいつつt、この原稿もキーボード入力だ!
きっと将来、その人その人にカスタマイズされた手書き原稿スキャンすらすら入力、誤りませんバージョンができることでしょう!
by japanhosakkyo | 2011-10-14 06:57 | 放送アーカイブ