#164&165は乙川恒樹さん
ご来店の乙川恒樹さん。
『笑っていいとも』や『ダウンタウンのごっつええ感じ』をはじめ、バラエティやスポーツ番組、ワイドショーと
幅広いフィールドワークでご活躍!
大学生の頃、新聞社でバイトをしたのが業界に入るきっかけに。
「最初は放送作家をめざしていたのではなく、新聞社の正社員採用を狙ってました」。
ところが、あるとき参加した飲み会で放送作家にスカウトされた。
「いきいなりクイズやコントの原稿書いて持ってこいっていわれて。まだバイトも学生もやってて忙しいのに、原稿提出しないと怒りの電話で追いかけられるし(笑)」。
スカウトされて所属したのは、『世界まるごとHOWマッチ』などで知られる作家・原すすむさん率いる『ライターズ・オフィス』。
有名作家がいる事務所には仕事のオファーも多いが、ふられる仕事を必死でこなさないと生き残りは厳しい。やがて新聞社も大学も辞めて放送作家一筋の選択を迫られた。
その後『笑っていいとも』の構成をきっかけに、フジテレビの名物プロデューサー横澤彪さんや、佐藤義和さんの制作体制でいくつものバラエティ番組にかかわるように。
「放送作家は基本フリーですけど、他の制作チームには参加禁止というのが暗黙の掟です」。
他局で仕事をする場合もバラエティ以外のジャンルで、というのが乙川ルール。
そのルールでスポーツ、ワイドショーとフィールドも広げていった。
一方で、エアギタージャパン設立の主要メンバーとしても活躍。
放送作家として長く培ってきた経験と知識は、新しい創造を生む活力。
“常に10年若い気持ちで”がモットーの乙川さんに今後も期待も膨らみます。