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カフェ・ラ・テ(ラジオ日本)

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毎週土曜深夜3時~1422・JORFでお聴きください

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竹山洋さんの点と線がつながる人生! 

まずは、『点と線』の芸術祭大賞おめでとうございます!
カフェラテ新年2人目のお客様は、大河ドラマの脚本でもおなじみ、竹山洋さんです

15回目のお客様は竹山洋さんです_d0129804_10454231.jpg


洋さんはいまだ手書きの脚本家です。
なんでも『自動書記装置』なる万年筆をお持ちで、それを握るとすらすら書けてしまうとか。
この万年筆を見つけた時のエピソード、これと同じ予備の万年筆を買ったら、予備の方がすぐインク詰まりして使えなくなったというエピソード。面白かったですよ!
東海林マスターのたまこママもパソコン派なんですが、こういう万年筆とはついぞ巡り会わなかったので、早急に探したいと思ってる次第です。

竹山洋さんは『秀吉』『利家とまつ』など大河ドラマを手がけた脚本家で、またビートたけし主演の『点と線』の脚本も手がけられました。
しかし、竹山さんが脚本家になるまでには結構道のりが長かったのです。
最初はTBSのドラマのADを経て、放送作家になります。ラジオやテレビの情報番組、ワイドショーなどなんでも手がけた構成作家で、雑誌記者、コピーライター、作詞家と書き手として八面六臂の大活躍。29歳にしてかなりの売れっ子となっていたのです。
でも、自分の作家とてのポリシーと、視聴率を稼ぐことしか考えていない制作陣と衝突して、あるとき構成作家の足を洗ったそうです。
それから、脚本家の先生のもとに住み込みで弟子入りをするという100%の方向転換。
外出禁止、お小遣いもなしでひたすら書くという修行を続け、その苦労が実って、今日の竹山洋さんが誕生したのです。
その修行時代、師匠がごちそうしてくれた「ヨシギュウ」の牛丼のおいしさが、物を書く原点になっているそうです。
# by japanhosakkyo | 2008-01-13 21:20 | 放送アーカイブ
日本を代表するテレビドラマの脚本家
山田太一さんはとっても温厚な御大です!
 


新年明けましておめでとうございます。10月からオープンした『カフェ・ラ・テ』もおかげさまで
年を越すことができました。
さて新年最初のお客様は、脚本家・山田太一さんです。

14回目のお客様は山田太一さんです_d0129804_1084256.jpg


松竹を経て、フリーの脚本家になって今日に至るまで、実に数多くの名作を書いて来られました。
代表作は『』岸辺のアルバム』『ふぞろいの林檎たち』『獅子の時代』『藍より青く』『終わりに見た街』などなど。
詳しい作品歴は、山田太一さんの公式HPをご覧ください。
http://www.yamadataichi.com/
何がかっこいいかって! 公式HPは英文なんです。世界に向けて発信するかっこいいHPに感動しますよ!

ところで、山田太一さんは、50年という脚本家生活のほとんどをテレビドラマに費やされてきました。これは山田太一さんのポリシーともいうべきものでしょうか。
テレビの脚本を書いて、次に映画を撮って、小説書いて・・・昔はテレビも書いてたけど・・・という生き方も素晴らしいですが、じっとテレビの世界に踏みとどまり、テレビドラマの仕事にプライオリティを持つという生き方が誇らしいのです。放送人としての鏡です。
山田太一さんが、それだけこだわるには理由があります。
それは、近年横行しているマンガ原作至上主義のテレビドラマの作られ方です。
ドラマに原作があることも否定はしませんが、脚本家がオリジナルで書いた作品をもっと取り上げるべきです。時間をかけて綿密に取材し、組み立て、発酵させる時間と余裕が、今のテレビドラマの制作現場にはほとんどないのです。
しかし、山田太一さんは30代、40代、50代というもっとも人間が脂が乗る時期に、テレビドラマに心血を注ぎ、オリジナルドラマにこだわってきた代表格。
彼に続く若手の登場を願っていらっしゃいました。
もちろん、カフェ・ラ・テにすでにご来店いただいた中園ミホさんもその一人。絶対オリジナルにこだわり続けて闘うと仰ってました。彼女の背中を押してくれるのも、山田太一さんの存在だということです。
いま、日本のテレビ界で番組の看板に大きく脚本家の名前を冠するケースは少なくなっています。山田太一さんはその少ない大御所の一人。テレビ局の編成さんいわく、「だって脚本家の名前出しても視聴率とれないもの」。そういわれて悔しい思いをしている若い脚本家の皆さん、
もう、看板出してくれないと書かないよ! オリジナルじゃないと書かないから!
と、ストしてみるしかないですかね!
アメリカは脚本家のユニオンが強いので、見習わなければ!
# by japanhosakkyo | 2008-01-06 21:29 | 放送アーカイブ
2007年の放送のトリを飾るのは、
クイズ王から放送作家になった
道蔦岳史さんです!
 


13回目のお客様はクイズ王 道蔦岳史さん_d0129804_927414.jpg


クイズ番組が大好きで、テレビクイズ番組チャンピオン14冠王という輝かしい実績をひっさげ、今や、クイズ番組の作り手になって大活躍という道蔦岳史さん。
よく考えてみると、テレビの娯楽=クイズってなもんです。旅番組でも情報番組でもVTRが終わってスタジオに降りると司会者が「さあ、ここで、問題です!」とクイズ形式で進行するんですね。クイズ形式にしておくとスタジオも盛り上がるし、視聴率も下がらない!
もっとも、ダイレクトにクイズをやる番組が今人気があります。
『おバカさん』というキャラに付加価値を見いだした『ヘキサゴン』
あの番組もかつてはハイグレードな知識が必要なひっかけクイズでしたが!
そんなヘキサゴンの歴史をずっと支えてきた一人が道蔦さんです。
クイズマニアも答えられない難問作りもとっても大変な仕事ですが、『おバカさん』がおもしろく答える問題を作成するのはもっと至難の業とか。
番組にはクイズがどれくらい面白いかをモニターする模擬クイズがあってそこにいろんなタレント予備軍が参加し、そこから『おバカさん』を発掘するそうです。
また、ゲームとクイズが組み合わさった『フレンドパーク』。こっちはゲームを考案するスタッフと
クイズを考案するスタッフが別々にいるそうです。
スタッフだけでも大所帯ですね!
特に「4つお答えください!」「5つすべてお答えください」の問題作りは、盛り上げの要!
実は、カフェラテのママも、フレンドパークにははまっております。
道蔦さんのおかげで毎週、テレビは楽しいです!
# by japanhosakkyo | 2007-12-30 21:02 | 放送アーカイブ
ずうとるびから放送作家へ! ユニークな転身を遂げた今村良樹さん!

12回目のお客様は、元アイドル!_d0129804_209139.jpg


ずうとるびというグループ! 「カフェ・ラ・テ」のマスター&ママ世代なら、彼らはアイドルでした。ヒット曲は「みかん色の恋」。ママのさらだたまこはその頃中学生で、クラスメートの女の子が、明星とか近代映画といった雑誌を切り抜いて下敷きにはんでました。彼女の憧れの人はいずうとるびのメンバーでもひときわ可愛かったのは今村良樹さんでした。

その今村さんは、アイドルを卒業後、脚本の勉強をし、放送作家となって、テレビに出る側から、テレビを創る側に転身したのです。実は、当店『カフェ・ラ・テ』のマスター、東海林桂氏とは、今村さんは暫く同じ放送作家の事務所に所属していました。
今村さん曰く、「東海林さんはちょっと先輩だったから、けっこうこき使われた」んそうです。

主に、ワイドショーやバラエティなど構成畑が中心で、飛行機のマイレージがたっぷりたまるほど、出張も多い多忙な生活。
もっとも、趣味で音楽やいろいろなクリエイティブな活動をしているそうです。

日本放送作家協会員で、紅白歌合戦を構成した作家はたくさんいますが、
出演して歌ったことがある、のは今村さんだけ!
まだまだアクティブでクリエイティブな活動に大いに期待したいところです!

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# by japanhosakkyo | 2007-12-23 21:23 | 放送アーカイブ
 「高視聴率を稼ぐには、強い信念が必要!」です

11回目のお客様は中園ミホさん_d0129804_1964846.jpg


『ハケンの品格』など、数多くのヒットドラマでおなじみの脚本家中園ミホさん。
漫画原作に重きがおかれがちのテレビドラマの中で、オリジナル作品を書き続けるミッションを
もった女王の一人です。オリジナル作品を生み出すには、ゼロから生み出す、血の出る思い!
一に取材、二に取材! 時間をかけて、聴き集めたリアルな本物のOL生活から、数々のドラマを生み出してきました。
取材した内容から、これはオリジナルで行ける!と確信を持っても、TV局のプロデューサーはホケンを賭けて漫画原作を推すこともあるとか。
でも、特に「ハケン・・・」の時は、絶対、数字取りますから!と、プロデューサーに啖呵を切った手前、背水の陣の気持ちで、脚本を書きかげたそうです。
そこまでの、覚悟というか、信念がヒットドラマを生む原動力になっているのだと思います。
また、ドラマの登場人物を描くとき、キャラクター作りには脳みそが沸騰するほど、考え思い悩むとか。
そうやって生み出したキャラクターを愛し、いかに魅力的に描くかが、脚本として勝負なのだそうです。
締め切りに追われるときは中学生の息子さんにも、家庭内で「面会謝絶!」を宣言して、仕事部屋にこもるそうです。
占いもお得意というミホさん。ドラマ界の明るい未来の運命を握って、邁進中です。
# by japanhosakkyo | 2007-12-16 21:17 | 放送アーカイブ

by japanhosakkyo