カフェ・ラ・テ(ラジオ日本)

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ドラマ・ファクトリーの7月は
1月から6月までの採用作品のから

優秀作品
井原鶴子作『帰郷』(1日放送)
藤井香織作『赤いカーネーション』(8日放送)
半田紫作『お母さんパワー』(15日放送)

最優秀作品
石原理恵子作『動きの遅い熊』(22日放送)

をお送りしました

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by japanhosakkyo | 2010-07-28 09:54 | お知らせ

#144&145は相良敦子さん

『ウエルかめ』を書き終えた
相良敦子さんに、とておきの秘話を
うかがいました



6月まで放送されていたNHKの朝の連ドラ『ウエルかめ』の脚本家、相良敦子さんを迎え、ホットな制作秘話を伺いました。
朝ドラのシナリオは長丁場。
相良さんに脚本依頼の話があったのは2008年の2月。
ちょうど、その年の4月から放送になるドラマ『バッテリー』(あさのあつこ原作)の脚本を書き上げたときだったそうですよ。
「まず舞台をどこにするか? 早速シナハンから始めました」。
大阪局制作だったのでNHKからは「徳島はどうですか?」と提案があったのですが、
相良さんは「日本全国でなぜか徳島だけ行ったことがなくて・・・・・・」。
しかし実際に足を運んで、いきなり美波町の海岸でウミガメの赤ちゃんたちが海に旅立つシーンに遭遇。
「これだ!」とひらめいたそうです。
でもシナハン当初は正式なGOの段階ではなく「朝ドラの取材とは言えず、ひたすら旅行好きの中年グループの体を装って話を聞いて回った(笑)」と。想像してみると、なんかそれも、ドラマのワンシーンのようですね。

半年の連ドラに準備に一年、執筆に一年、およそ二年あまりの歳月をかけるというハードなお仕事。
「結局2年連続お正月返上でした(笑)」と。
けれど今はもう相良さんにとって、徳島は第二の故郷。
取材で出会った人々に「ドラマ見て、私の人生も素敵だったんだって思えて。ありがとう」と感謝されたのが脚本家冥利につるきるエピソードだったといいます。

書き終えて相良さんが今思うことは「締め切りを考えず、徳島の民宿でのんびりお風呂にはいりたい!」と、笑顔で締めくくったのが印象的でした。
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by japanhosakkyo | 2010-07-24 09:10 | 放送アーカイブ
日本映画をヒットに導く脚本家・加藤正人さんに
映画『孤高のメス』の脚本ができるまでを、
じっくりお伺いしました。


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映画『日本沈没』、『クライマーズ・ハイ』などの脚本でおなじみの加藤正人さん。
日本シナリオ作家協会の前会長、現常務理事として日本映画文化の向上発展といった啓発活動にも力を注いでいる。今回は最新作の『孤高のメス』(成島出監督)の脚本がどう作られたかを伺いました。

「全6巻に及ぶ大鐘稔彦原作を2時間の脚本にするには?」。
加藤さん曰く、「まず作品の一番重要なポイントはどこか?」と。
加藤さんの場合、新たな取材メモや資料の写し、セリフのデッサンなど書き込む創作ノート作りから始めていくそうですよ。
何冊にもなるそのノートをもとにシナリオに着手。
特に、『孤高のメス』の場合は、シナリオが完成するまで、
「自分でもなかなか納得いかない難業で、何度と書き直しましたよ」と。
また、堤真一さん演じた主人公の当麻医師は揺るぎない優秀な医師という設定なので
「ドラマに必要な人間の成長を描くのは、夏川結衣さん演じる看護師・浪子に担わせた」と。
原作ではヒロインになりうる人物は複数出てくるのですが
「映画では一人にその要素を集約させた方がいい」と。
さらに「原作の魅力、テイストを失わせないために、むしろ原作にはない表現で物語を切り取って凝縮させる工夫が必要」だと。
手術シーンでヒロインの日記風ナレーション、そして都はるみの挿入歌! こうしたフックになるアイデアも加藤さんは、監督と相談して、練り上げていったそうです。
最後に「僕のシナリオ文法は古典的。それにこだわりたい」といった言葉も印象的でした。
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by japanhosakkyo | 2010-07-11 00:48 | 放送アーカイブ