15回目のお客様は竹山洋さんです
まずは、『点と線』の芸術祭大賞おめでとうございます!
カフェラテ新年2人目のお客様は、大河ドラマの脚本でもおなじみ、竹山洋さんです
洋さんはいまだ手書きの脚本家です。
なんでも『自動書記装置』なる万年筆をお持ちで、それを握るとすらすら書けてしまうとか。
この万年筆を見つけた時のエピソード、これと同じ予備の万年筆を買ったら、予備の方がすぐインク詰まりして使えなくなったというエピソード。面白かったですよ!
東海林マスターのたまこママもパソコン派なんですが、こういう万年筆とはついぞ巡り会わなかったので、早急に探したいと思ってる次第です。
竹山洋さんは『秀吉』『利家とまつ』など大河ドラマを手がけた脚本家で、またビートたけし主演の『点と線』の脚本も手がけられました。
しかし、竹山さんが脚本家になるまでには結構道のりが長かったのです。
最初はTBSのドラマのADを経て、放送作家になります。ラジオやテレビの情報番組、ワイドショーなどなんでも手がけた構成作家で、雑誌記者、コピーライター、作詞家と書き手として八面六臂の大活躍。29歳にしてかなりの売れっ子となっていたのです。
でも、自分の作家とてのポリシーと、視聴率を稼ぐことしか考えていない制作陣と衝突して、あるとき構成作家の足を洗ったそうです。
それから、脚本家の先生のもとに住み込みで弟子入りをするという100%の方向転換。
外出禁止、お小遣いもなしでひたすら書くという修行を続け、その苦労が実って、今日の竹山洋さんが誕生したのです。
その修行時代、師匠がごちそうしてくれた「ヨシギュウ」の牛丼のおいしさが、物を書く原点になっているそうです。