カフェ・ラ・テ(ラジオ日本)

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#240&241は柏田道夫さん

「武士の家計簿」の柏田道夫さん


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柏田道夫さんは、森田義光監督作品『武士の家計簿』の脚本を手がけ、歴史ドキュメンタリーである原作からドラマを創り出したシナリオで「第20回日本映画批評家大賞」〝脚本賞〟を受賞されました。
戯曲や小説とテリトリーも幅広い柏田さんの原点もやはり映画少年。
「高校受験で志望校に行けず落ち込んだとき、アラン・ドロンの『太陽がいっぱい』を見て、運命を受け容れようと気持が切り替わった」という柏田さんは、そのとき改めて映画の力のすごさを認識したといいます。
大学卒業後、就職するも長く続かずフリーターに。
もの書きになろうとシナリオセンターに通い始め、シナリオコンクールで入選しました。
「でも、入選作は映画化されず、プロットをいくつも書きましたがシナリオへの道は遠く」、映画雑誌や、情報誌、科学誌などのライターで生計を立てたそうです。
しかし、来るものは拒まずで何でも貪欲に取材し、知らないこと、わからないことを徹底的に調べて引出の中身を増やしたことが、後のちの糧となりました。
「映画化できなかったシナリオを小説に書き直してコンクールに出したら、最終審査まで残ったのですが、『小説以前だ』と酷評されて。でも読み直したら確かに〝ト書き〟でしかない文章だったり、〝長いプロット〟だったり」と反省した柏田さんは小説講座も受講し、勉強し直します。
その努力が実って『歴史群像大賞』、『オール読物推理小説新人賞』の受賞に繋がったのです。
柏田さんの経験によれば「小説家がシナリオを書こうとすると難しいかもしれないが、シナリオをたくさん書いた人が小説を書くと台詞が輝き、構成力もある面白い作品ができる」と分析。
シナリオの大切さを改めて教わったさらだママでした。
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by japanhosakkyo | 2012-05-24 06:13 | 放送アーカイブ