#214&215 放送作家の渡辺ゆたかさん
ミュージカル俳優を経て放送作家になったという渡辺ゆたかさん。
さらだママが憧れる〝歌って踊れる放送作家〟です!
長野という教育県で育った渡辺さん。
「希望校は狭き門で、高校受験に失敗した中学浪人をも含めて3浪し、悶々とした青春時代を過ごしていたのですが、あるとき雑誌の記事に目から鱗が落ちて!」。
それは演出家・浅利慶太さんのインタビュー記事。
そこで、渡辺さんは将来の道を決めた。
浅利氏率いる劇団四季に入るため、まず浅利氏の母校・慶應大学を目指し、見事入学。
劇団四季の試験は2度目で合格。
同期に鹿賀丈史さん、市村正親さんが。
12年間で約2000ステージに立つも、結婚を機に退団を決意。
「浅利先生には、子供のためのミュージカルの台本や作詞・訳詞を執筆するチャンスもいただいて」、書く方で仕事をしていこうかと思いも強くなっていた。
そこで舞台で共演した前田美波里さんに相談したところ紹介されたのが奥山コーシンさん。
放送作家界の重鎮にして秋元康さんの師匠!(たまこママの師匠でもあります)
奥山師匠には、初対面で日テレに連れていかれ、いきなり『ルックルックこんにちは』のスタッフルームに置き去りにされた。
「浅利先生と180度違うノリの師匠」に唖然としつつも、売れっ子放送作家の空気感を必死で学んでついてきた。
35歳、放送作家としては遅いスタートだったが「40までに一人前になっていよう!」と目標を決め、主にワイドショー畑で奮闘。
会議中の話しぶりを買われてTBS『ワイド・ウォッチャー』にはコメンテーターとして出演も。
「今や俳優人生より作家人生が長くなって」という渡辺さんには歌って踊れる事も武器にした作品にも期待したいと、しみじみ思ったさらだママでした。