カフェ・ラ・テ(ラジオ日本)

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#160&161は松本茂樹さん

 
構成作家の大ベテラン
今は、時代小説家でブレーク!
 
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今や小説家としても活躍の場を広げているベテラン放送作家の松本茂樹さん。
しかも、放送作家なら誰もが憧れる青島幸男さんや、
落語家の立川談志さんのもとで修業したというとっても羨ましい経歴。

けれども、放送作家になるまでの道のりは紆余曲折の連続でした。

そもそも学生時代は軽音楽に夢中だったという松本茂樹さん。
仲間には作詞家の荒木とよひささんや俳優の森本レオさんがいたというから驚きです。

「音楽なんかやってたから、就職しそびれてウロウロしてたら、芸能事務所に誘われて」。
「エマノン」という事務所で、綴りを後ろから読むと、ノーネーム。
そんな洒落た事務所には、ジャズ評論家の小島正雄、作曲家の山本直純、そして名前も顔も売れている放送作家の前田武彦、大橋巨泉、青島幸男といった文化人がそろっていました。

松本さんは、最初、青島幸男さんの付き人になりました。
「単なる付き人だったんですが、青島さんは僕のことを作家志望だと勝手に思いこんで、
いろいろ課題をふってくるんです。で、いわれたら、真面目に書いていくでしょ。
でもうまく書けずに怒られてばかり。いやになって逃げちゃったんです。だって、そのときはミュージシャン崩れで、当時は作家志望ではないもんで」

その後、立川談志さんに出会い「落語が好きか? 傍にいて落語聴いていればいいからさ」との誘い言葉でまたもや付き人に! 
だが師匠の事務所が解散になり失業してしまった松本さん。

それでも、神様はこの人を放送作家にしようと運命づけていたのでしょう。
松本さんは、青島さんの筆頭弟子の放送作家・奥山侊伸さんに再会し、今度は奥山さんの弟子となり、
ようやく本格的な放送作家人生を踏み出したのでした。

それから、ワイドショー、ドキュメンタリー、バラエティからドラマまで、なんでもこなした、多忙な放送作家人生となりました。

そして、五十が近くなった頃から小説も書き始めたのです。
「初心に戻って、ミステリーで有名な山村正夫さんの小説教室の門を叩きました」。
あの篠田節子さんや宮部みゆきさんを輩出した教室。

「テレビでそこそこ仕事をしても、小説は別の世界。二足のわらじではなかなか書く時間が作れなくて」。
そんな中で山村教室の講師だった角川書店の名物編集者・山口十八良さんに背中を押され、書き上げたのが『孤狼江戸を奔る』(廣済堂文庫)。
以来、時代小説も三冊上梓。

「振り返ると、人生すべては人の繋がりだから!」というしみじみとした言葉が印象に残りました。

余談ですが、松本茂樹さんは、奥山門下で、さらだたまこママの先輩“あにさん”にあたります。
よく面倒みてもらいましたが、
奥山侊伸先生の事務所って、奥山先生自身が、相当かっこいい魅力的な男性だったのですが、
お弟子のあにさんたちも、いい男揃いで有名でした。
沢口義明さん、原すすむさん、花輪如一さん・・・この番組にもゲストでおこしいただきましたが、
みな若いときはハンサムでした。(今もすてきなおじさまたちです)
で、中でも、背が高くて、革ジャンが似合って美男子だった松本茂樹さん。
奥山先生の著書『放送作家は万年新人募集中』をめくると、若き松本兄さんのかっこいい写真が!
奥山先生も格好良いけど、弟子も素敵!
その本を手にとって読んだ、当時女子大生のさらだたまこは、
「奥山門下で放送作家になろう!」
不純な動機こそ、人生を歩む大きなモチベーションになるのです。
むふふ。
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by japanhosakkyo | 2010-11-12 12:17 | 放送アーカイブ