カフェ・ラ・テ(ラジオ日本)

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#142&143のゲストは加藤正人さん

日本映画をヒットに導く脚本家・加藤正人さんに
映画『孤高のメス』の脚本ができるまでを、
じっくりお伺いしました。


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映画『日本沈没』、『クライマーズ・ハイ』などの脚本でおなじみの加藤正人さん。
日本シナリオ作家協会の前会長、現常務理事として日本映画文化の向上発展といった啓発活動にも力を注いでいる。今回は最新作の『孤高のメス』(成島出監督)の脚本がどう作られたかを伺いました。

「全6巻に及ぶ大鐘稔彦原作を2時間の脚本にするには?」。
加藤さん曰く、「まず作品の一番重要なポイントはどこか?」と。
加藤さんの場合、新たな取材メモや資料の写し、セリフのデッサンなど書き込む創作ノート作りから始めていくそうですよ。
何冊にもなるそのノートをもとにシナリオに着手。
特に、『孤高のメス』の場合は、シナリオが完成するまで、
「自分でもなかなか納得いかない難業で、何度と書き直しましたよ」と。
また、堤真一さん演じた主人公の当麻医師は揺るぎない優秀な医師という設定なので
「ドラマに必要な人間の成長を描くのは、夏川結衣さん演じる看護師・浪子に担わせた」と。
原作ではヒロインになりうる人物は複数出てくるのですが
「映画では一人にその要素を集約させた方がいい」と。
さらに「原作の魅力、テイストを失わせないために、むしろ原作にはない表現で物語を切り取って凝縮させる工夫が必要」だと。
手術シーンでヒロインの日記風ナレーション、そして都はるみの挿入歌! こうしたフックになるアイデアも加藤さんは、監督と相談して、練り上げていったそうです。
最後に「僕のシナリオ文法は古典的。それにこだわりたい」といった言葉も印象的でした。
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by japanhosakkyo | 2010-07-11 00:48 | 放送アーカイブ