#130&131はすずきBさん
目標を明確に持つことと、
将来の自分をイメージすること。
それを実践したすずきBさん
『秘密のケンミンSHOW』、『魂のワンスプーン』などでおなじみの放送作家すずきBさん。
少年時代からドリフターズやひょうきん族に憧れ、幼心にテレビの仕事がしたいと願っていた。
高校の時「教育実習にフジテレビに内定している先生がいるときいて、真剣に相談したんです」
先生は狭き門の放送局に受かるのはほよどの運が必要だと言った。
それより学生時代からテレビ業界に入り込むのも早道だと奥の手を教えてくれた。
そこで大学はテレビ局に通いやすい都心にキャンパスがある学部にしぼり、実際に学生とプロの2足のわらじを履いている先輩が在籍するサークルを捜してツテを求めた。
行き当たったのが早稲田大学の先輩で、在学中に放送作家として仕事をしていた堀田延さん。
早速堀田さんに弟子入りした。
しかし最初の仕事はAD。
『さんまのナンでもダービー』で蛆が泳いでいる汚い池に潜らされてもめげずに頑張りを見せた。
「当時ADに鈴木姓が二人いて、先輩がすずきA、僕はすずきBと呼ばれていました」。
それがそのままペンネームに。
「やりたいことを実現するために誰と出会うべきか」と「自分が何を得意としたら勝負できるか」という自分プロデュースを常に有言実行してきた。
料理番組の企画をさせたらすずきBさんと今業界が一目置くのも、たゆまぬ努力の成果!
放送作家になるべき“正攻法”のお手本だと思います。