カフェ・ラ・テ(ラジオ日本)

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87&88は日韓演劇フェスティバル特集

放送作家は文化の架け橋! 
日韓演劇フェスティバルでも大活躍!


放送作家は、テレビやラジオの台本を書くばかりが仕事ではありません。
異文化の架け橋となって、文化の向上にも貢献しています。

近年は韓国の戯曲の翻訳でも活躍の放送作家・津川泉さん。6月末まで東池袋の「あうるすぽっと」で開催中の『第1回日韓演劇フェスティバル』にも翻訳家として参加しました。
津川さんの参加作品は『ちゃんぽん』。原作はユン・ジョンファン。韓国で大変人気のあるブラックコメディ。
物語の舞台は、80年代の光州。民主化運動を小市民的見解で扱った意欲作で、光州事件である5.18抗争がちゃんぽん一杯のために起きた飲食店従業員らのとんでもない誤解で始まるといった展開で、最初は笑っているけれどラストは涙が止まりません!
(さらだママも早速、池袋に見に行きました! 大いに笑って泣きました!)

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さて、われらがカフェには、津川さんが、劇作家で演出家の福田善之さんと、日本演出者協会理事長の和田喜夫さんを引き連れて登場。
福田さんは戯曲では『オッペケペ』、テレビは大河ドラマ『風と雲と虹と』など、数々の作品で知られる大御所。テレビが試験放送だった時代からの大ベテランでラジオドラマもたくさん手がけてきました。
「舞台であれ放送であれ、自分が他人とどう関わっていくか、人間関係が構築出来ない人はドラマは書けませんね。とにかく小さな小屋でもいい、書いた作品は発表するべき。見に来てくれた人の中に、誰かがあなたの才能を見いだしてくれます。人の意見も素直に聴く耳も持ってね」と、
福田さんもこれから作家を目指す後進にも暖かいエールを送ってくれました。
(上の写真は、左から 、和田さん、津川さん、福田さん)

もちろん、さらだたまこママとしては、福田先生の作品も見に行きましたよ!
『壁の中の妖精』、もともとスペイン内乱を舞台に書かれた福田先生のオリジナル。これを韓国の演出家
ソン・ジンチェクさんが、舞台を韓国に移して新しいテイストを盛り込みました。
これも評判通り素晴らしい作品でした。


そして、次の週のカフェには、
放送作家の吉村ゆうさんが、劇作家で演出家の鐘下辰男さんと日本演出者協会理事長の和田喜夫さんを引き連れて登場。
吉村さんは串田和美さん率いる『オン・シアター自由劇場』出身。その後テレビで脚本家としても活躍し、放送から演劇界まで幅広い活躍で知られています。
吉村さんは、日本演出者協会の国際部の広報のお役目も担って、今回は宣伝マンとしての登場でした。



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(上の写真は左から 和田さん、吉村さん、鐘下さん)

このとき印象的だったのは、和田さん、鐘下さんを交えての作劇法の話題。
「ストーリーも大切だけど、むしろ舞台にいる登場人物がどういう状況にあってどんな心理の葛藤があるかを深くえぐって、しっかり描くことが大切ですよね」と! 
なるほど、テレビドラマの脚本もストーリーばかり追うと、人間の内面が描ききれずつまらない作品になりがち。人間をどこまで描くか! そこがとっても重要で作家の力量が問われます。

日韓演劇フェスティバル
開催のために尽力された和田理事長をはじめとする演出者協会のみなさんの汗と涙の結晶!
来年も楽しみです!
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by japanhosakkyo | 2009-06-20 11:09 | 放送アーカイブ